企業の危機管理 (日経産業新聞 1993 年 2月17日) HOME 技術資料室 技術用語 ========================================= 下記の話は実際にアメリカで起こった企業危機とそれへの対応のまずさからくる企業危機の例です。 * * * バクテリアに汚染されたハンバーガーを食べた幼児が死亡、400 人以上が食中毒になるという事件が米国で起き、米大手ハンバーガーチェーン、“ジャック・イン・ザ・ボックス”が売り上げ激減に直面した。「大騒ぎするほどの話ではない」という経営者の当初の判断ミスがその後の対策を遅らせる原因になったと言われる。企業の危機管理はどうあるべきか。今回のハンバーガー食中毒事件からその教訓を引き出してみる。
また「企業の社会的責任」の一貫として、腎臓病研究基金に10万ドルの寄付を決めた。今度の食中毒の原因になったバクテリアは腎臓病を起こす可能性があり、亡くなった幼児も腎臓障害が死因になったからだ。 しかし、こうした対応にもまして大切なのは「客に直接接する店頭での対応。店員が食品衛生管理について十分な知識を持ち、時間をかけて客の信頼を勝ち取ることが第一だ」ブラッグマン代表は言い切っている。 経営コンサルティング会社“ブラッグマン・ニーマン・カファレリ”のH・ブラックマン代表は企業の危機管理として、下記4点がポイントと言っています。 1.迅速な対応 2.情報の公開 3.正直であること 4.責任転嫁するな ========================================= HOME 技術資料室 技術用語 一般用語 |