カラーチェック(株式会社タセトのホームページより) HOME 技術資料室 技術用語 =========================================== 構造物の破壊進行の早期発見手段としてカラーチェックがあります。専門用語では浸透探傷試験と言い、赤色や蛍光の浸透性のよい検査液を用いて、表面の割れ、ブローホールなどを検出する非破壊検査方法です。金属、非金属を問わず、表面に開口したクラック(きず)であれば、検出できるため広く利用されている方法です。 設備の構造物やC-フックなどの疲労破壊を早期に発見する方法として使っている例があります。 1..原理 表面に開口しているクラック(きず)を、容易に目視できるようにするために、毛細管現象および知覚現象を利用し、より拡大した像にして指示模様を検知する方法です。 赤または蛍光の浸透液を毛細管現象でクラック(きず)の中に浸透させた後、表面の浸透液を洗浄液による拭取りまたは水洗などで除去します。残ったクラック(きず)内の浸透液を、白色微粉末の現像剤で吸出し、赤色または蛍光の拡大指示模様を形成させ、これを観察することで、微細なクラック(きず)を検出します。 2.手順 一般的な溶剤除去性染色浸透探傷試験の手順(カラーチェックの探傷手順例)
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