生産管理システム HOME 技術資料室 技術用語 ================================== コイルセンターなどの比較的規模の小さな工場での生産管理システム(業務の仕組み)は、夫々の工場独自で紙と人力をベースとして作り上げたものが一般的でした。 しかし、規模が大きくなってくると、コンピューターの力を借りないと色々なミスにつながってくる事態が発生してくるため、コイルセンターでもコンピューターによる生産管理システムの導入が 一般的になっています。 コンピューターによる生産管理システムを導入する際には、他社をベースに作られた汎用のシステムを導入するのが簡単ですが、各工場での顧客との関係や、業務のやり方の違いが少なからずあるため、汎用システムや他社で作ったシステムをそのまま使える場合は少なく、現状の自社の業務の仕組みをベースに 手直しする必要があり、初めから自社の業務形態に合ったシステムを作った方が良い場合も多いようです。 いずれの場合も重要なのは、その工場の業務処理の仕組み又は構想が明確化されていて関連工程との連携がうまく出来ていることが基本です。つまり、業務の仕組みが正しく構築され機能していることが必要です。 基本となる業務管理システムの例として 顧客関連:受注管理、納期管理、顧客情報管理 母材関連:鉄鋼メーカへの発注、入庫管理、在庫管理 加工関連:作業指示、品質管理、生産計上、製品在庫、管理帳票、ラベル・検査表 出荷関連:配送指示、送り状 等々があります。 いずれにせよ、コンピューターシステム会社と充分な意見交換をしながら作り上げてゆくことが重要で、その場合現状の業務処理手順を文書化することから始める必要があります。 更に業務処理システムは、一度作れば良いものではなく企業の成長や取巻く経済状況によって見直す必要があります。 コンピュターシステムには従来の人手によるシステムとは根本的に異なる発想に基づく部分もあるため、双方の十分な話し合いと柔軟な歩み寄りが必要です。 <コイルセンターでの生産管理業務>
|
|||||||||||
=================================== HOME 技術資料室 |