ASTM A924 / A924M-99　の概要 原文　HOME　技術資料室　技術用語 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 　この規格はアメリカの溶融金属メッキ鋼板に関する規格で、亜鉛のみでなく溶融金属メッキ一般の規格です。 この規格にはインチ・ポンド表示とメートル表示が併記されていますが、メートル法を採用する場合はA924Mを指定する必要があります。指定しない場合は自動的にA924となりインチ・ポンド法に従うことになります。ここではA924Mの内容を記載します。 溶融亜鉛メッキ鋼板に関してはASTM A653/A653Mに記載されていますので、そちらも参照してください。 １．板厚許容差(mm) 　金属メッキ鋼板の板厚は、原板とメッキの厚みの合計で表し、鋼板の板幅方向エッジから10mm以内で測定します。 板厚許容差は±均等・不均等いずれの場合も、下表値の２倍以内とします。 測定位置 w　　　t t≦0.4 t≦1.0 t≦1.5 t≦2.0 t≦2.5 t≦5.0 備　考 板端から10mm除く w≦1500 0.08 0.10 0.13 0.15 0.20 0.23 板厚t=原板厚み＋メッキ厚み w>1500 - 0.23 板端から25mm除く w≦1500 0.05 0.08 0.15 0.18 w>1500 0.18 ２．板幅許容差(mm) 呼称板幅w 許容差 ﾘｼｱの場合 備　考 50<t≦100 ±0.3 - スリット材対象 切板・コイル共 100<t≦200 ±0.4 200<t≦300 ±0.8 300<t≦600 -0+3 -0+1.6 切板・コイル共 600<t≦1200 -0+5 1200<t≦1500 -0+6 -0+3.2 1500<t≦1800 -0+8 ３．板長さ許容差(mm) 呼称板長さL 許容差 ﾘｼｱの場合 板幅≦300mmの場合 300<L≦600 -0+6 -0+1.6 - 600<L≦1500 -0+15 1500<L≦3000 -0+20 -0+20 3000<L≦6000 -0+35 -0+3.2 -0+25 6000<L -0+45 - ４．キャンバー許容差(mm) 呼称板長さ 板幅>300 50≦板幅≦300 L≦1200 ≦4 2mで≦5mm L≦1800 ≦5 L≦2400 ≦6 L≦3000 ≦8 L≦3700 ≦10 L≦4300 ≦13 L≦4900 ≦16 L≦5500 ≦19 L≦6000 ≦22 L≦9000 ≦32 L≦12200 ≦38 ５．直角度 板幅100mm 当り1.0mm以下 ６．平坦度 　1)SS材およびHSLA材を除く一般材 板厚t 　　板幅w 300-900 w≦1500 w≦1800 w>1800 t≦1.0 ≦10 ≦15 ≦20 ≦20 t＞1.0 ≦8 ≦10 ≦15 ≦20 　2)形状厳格材 板厚t 板幅w 板長L≦3000 板長L>3000 0.35-0.8 w≦900 ≦8 ≦10 w＞900 ≦10 ≦10 t＞0.8 w≦1200 ≦5 ≦8 w＞1200 ≦8 ≦8 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ HOME　技術資料室　外国規格