鳥対策                 HOME 技術資料室 技術用語
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 鳩やカラスが工場内に進入してフンを撒き散らすことは工場内や製品の品質を損なうことのみならず、そこで働いている人たちの健康をも損なう危険があります。以下は一般的に行われている対策で効果が期待できるものです。

1)スパイク(Spike)
構 造 原理と設置方法 効 果

ステンレス製          ポリカーボネート製
・鳩が停止する場所や隙間などに設置する。
・針状・棒状の器具で物理的に停まりずらくする方法。
・器具には様々な種類があるが、物により停止防止効果に差がある。斜め剣山型が主流。
・ステンレス製と樹脂製がある。樹脂製は寿命の確認要。
・永続性があり、無害で効果の高い方法

2) ネット(Net)
構 造 原理と設置方法 効 果
・鳩が侵入する箇所をネットで塞ぎ鳩が侵入出来ないようにする。
・ポリエチレン製など
・防除効果は確実だが、広い空間や開閉扉部などには使用できない場合がある。

3) ワイヤー(Post and Wire)
構 造 原理と設置方法 効 果
・一定の間隔に支柱を立て、数センチの高さでワイヤー線を張る方法。
・鳩が止まるとワイヤー端部のスプリングの伸縮が起こり、安定して止まれない。
・屋上や鳩の止まる箇所(手すり、配管等)に設置する事でその箇所に止まれないようにする。
・ステンレス製(テグスや釣り糸では耐用年数が短い)
・Spike程の効果は期待できない。
・事前予防的な手段で、鳩被害の激しい箇所にはお勧めできない。

4) 電柵(Electric Shock System)
構 造 原理と設置方法 効 果
・電流を流したワイヤーを設置し、鳩が触れた時の一時的な電気的衝撃により鳩を停まらせなくする。
・電源装置は、通常の工場電源の他、電池タイプやソーラー型がある。
・100%防ぎたい箇所には有効。
・Spikeより優れ完全に停まらない。
・コストパフォーマンスの検証要。
・Spikeとの併用も検討の価値ある。
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