玉掛作業とワイヤーロープ (日本クレーン協会ホームページより) (ワイヤーロープ参照) HOME 技術資料室 技術用語 ========================================= <ワイヤーロープ> 1.ワイヤーに掛け得る最大張力 ワイヤーに掛けられる最大張力は概略下記の計算式で求められます。 概算基本安全張力(トン)=0.008×(ワイヤーロープ径mm)2 2.ワイヤーが吊るし得る最大荷重は、つり角度によって張力係数を荷重にかける必要があります。 つり角度が大きくなるほどワイヤーに掛かる張力は大きくなります。 ![]()
3.ワイヤーの掛け方の名称 4.玉掛用ワイヤーロープの種類(ワイヤーロープ参照)
5.つり角度と安全荷重(トン)
6.玉掛用ワイヤーロープの保守点検 ★下記のどれか一つでも廃棄基準に達していれば、そのロープは廃棄する必要があります。 (1)本体
<繊維スリング (ナイロンスリング)> 玉掛け作業に使用される繊維スリングには、主にベルトスリングとラウンドスリングがあり、物流の多様化により各業種で広く使用されています。一方、吊具としての安全性が要求される製品であることから、その材料である合成繊維の特長と共に使用上の注意点をよく理解することが玉掛け作業の事故防止につながると考えられます。 1.繊維スリングの種類・形式 ベルトスリング・ラウンドスリング(以下繊維スリング)の形式は、両端アイ形とエンドレス形があり、ベルトスリングにはリンク、フック等金具が取り付けられた金具付きスリングがあります。 @ベルトスリング ![]() 図1 両端アイ形ベルトスリングの例 ![]() 図2 エンドレス形ベルトスリングの例 ![]() 図3 金具付きベルトスリングの例 Aラウンドスリング ![]() 図1 より糸(例) 図2 たばね糸(例) 図3 心体(例) ![]() 図4 両端アイ形ラウンドスリング(例) ![]() 図5 エンドレス形ラウンドスリング(例) 2.スリングの選定 @繊維スリングの選定では、まず用途が一般用か化学薬品用か確認をする。 A次につり方、つり角度による張力又は定められた使用荷重を確認する。 B繊維スリングの安全係数は,6以上,リンク及びフック等の金具は5以上とする。 3.使用上の注意点
4.主な廃棄基準 @ベルトスリング
Aラウンドスリング
<玉掛作業> 1.巻き上げ〜移動時の注意点 玉掛けが終わって荷を巻上げる場合は下記の点を守ることが必要です。
2.玉掛合図(日本の例)
3.玉掛資格(日本の場合) 玉掛けとは、ワイヤロープ等の吊具を使用して荷を移動式クレーン等のフックに掛けたり合図を行なったりして、吊荷を所定の位置に運搬する一連の作業をいいます。玉掛けは、吊荷の質量ではなく、使用するクレーン等の吊上げ荷重によって就くことのできる資格が定められています。吊上げ荷重が 1 ton 未満の移動式クレーンの玉掛けは玉掛けの業務に係る特別教育を受けた者又は玉掛技能講習修了者が行なうことができますが、吊上げ荷重が 1 ton 以上の移動式クレーンの玉掛けは玉掛技能講習を修了した者でなくてはなりません。
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