サーボモーター HOME 技術資料室 技術用語 =============================================== 1.サーボ機構 サーボ機構とは、ラテン語で奴隷を意味する Servus が語源と言われ、指示された命令通りに動くように構成された制御機構のことです。 俊敏で高精度な動作を実現するため、自身の動作状態を常に確認し、指令とのずれが出ないようにフィードバック (feed back) していることが特徴です。指令信号とフィードバック信号との差が小さくなるようにいかに制御するかが重要となります。 JISでの定義:サーボ機構とは、物体の位置、方位、姿勢などを制御量として、目的の任意の変化に追随するように構成された制御系 サーボ機構は、大きく次のように分類されます。
![]() 2.サーボモータの種類と得失 一般的に利用されているサーボモータは、SM (同期)形 AC サーボモータ、IM (誘導)形 AC サーボモータ、DC サーボモータの3種類です。FA 関連では以下のような理由のため、特に需要の多い小・中容量では、 SM 形 AC サーボが主流です。このため、通常のFA 用途では、サーボと言えば、SM 形 AC サーボと思って良いでしょう。 IM 形 AC サーボモータは、構造堅牢で、高速・大トルク対応が可能、大容量で効率が良いことから、大容量 (7.5KW 以上)で主に利用されています。 しかし、近年ではベクトル制御方式と呼ばれる方式が出現し、IM 形 AC サーボモータ利用分野に取って代わっています。
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